受験情報
2023年01月28日

大学受験を勝ち抜くための古文の勉強方法とは?

NG勉強法も解説!?

大学受験における国語の中でも、とくに苦手意識を持つ人が多いのが古文です。単語を覚えるのが面倒だ、文法が分かりづらい、敬語の対象が読み取れないと感じている高校生も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大学受験を勝ち抜くための、古文の勉強方法やNG勉強法をご紹介します。

1. 大学受験を勝ち抜くための古文勉強法

まずは、大学受験を勝ち抜くための古文勉強法についてご紹介します。古文の勉強は英語学習に少し似ていて、まずは単語や文法をマスターし、読解問題の演習、さらに過去問演習へとつなげていきます。

1-1. 単語のインプット

古文には、ひらがなや漢字が使用されているため、わざわざ単語を覚えなくても大丈夫そうと感じている人も多いのではないでしょうか。しかし、古文では現在全く使用されていない単語はもちろん、現在使用されているにも関わらず使い方や意味が異なる単語が多く出てきます。これらの単語の意味や使い方などは、入試で問われやすいポイントなので、しっかりと押さえておく必要があります。平仮名や漢字を使用しているとはいえ日本語とは別の言語を勉強するくらいの気持ちで学習に取り組むとよいでしょう。
とはいえ、英語に比べると古文に必要な単語の数はとても少なく、暗記必須の単語数は305語程度といわれています。単語帳を活用しながら、声に出して何度も読んで覚えるようにしましょう。また、一つの単語においていくつかの意味がある場合もあるので、注意が必要です。

1-2. 問題集を解く

ある程度の基礎が身についたら、実際に問題集を解いてみましょう。素早く入試で古文の問題を解くためには、古文の文章に慣れることも大切です。実際に読む練習を何度も行いスムーズに読解出来るようトレーニングを行いましょう。また、問題を解いて答え合わせを行うだけでなく、解説を読みながらしっかりと理解を深めることも大切です。

1-3. 過去問演習を行う

練習問題で力をつけたら、過去問を使った演習を行います。まずは、共通テストの古文の問題に取り組んでみましょう。共通テストは、基礎的な知識を網羅している問題ばかりなので、8割獲得を目指して数年分の過去問に取り組んでみてください。共通テストでしっかり点がとれるようになったら、志望校の過去問にも挑戦してみましょう。

2. 大学受験に向けた古文学習のスケジュール

単語や文法を早いうちに固めておくことで受験勉強をスムーズに行うことができます。学校の定期テストも上手に利用しながら、早いうちから準備を進めてください。万が一、その他の科目に手一杯で高校3年生から本格的に受験勉強を始めるという場合には、高校3年生の4月から単語や文法を一通り学習し、夏休みに読解練習に取り組むというスケジュールがおすすめです。
また、早めに勉強が進んでいる場合には、夏休みに志望校の過去問について少なくとも5年文は目を通し、傾向を確認しておくのがよいでしょう。そして、受験直前の冬休みには演習と過去問を中心に取り組みます。志望校の入試のスケジュール やその他の科目とのバランスも考慮しつつ、計画的に勉強を進めていきましょう。

3. 大学受験向け古文の勉強法NG

次に、点数に結びつきにくいNG受験勉強方法をご紹介します。受験では、古文だけでなく現代文や漢文、更にその他の科目についても勉強を進める必要があります。効率よく勉強するためにも、以下の勉強方法に自分が当てはまっていないか確認してみてください。

3-1. 感覚でとく

古文は現在私たちが使用している日本語の元になった言葉であるため、なんとなく意味を推測したり文法を想像したりする人も多いのではないでしょうか。もちろん受験本番で分からない問題が出た時には、そのように推測を行うことも必要ですが、受験勉強においては感覚やフィーリングで解くのはNGです。単語の詳しい意味、文法の識別、敬語の対象についてなど、演習を行う上で自分がきちんと理解しているのかをその都度しっかりと確認するようにしましょう。

3-2. 問題を解きっぱなしにする

問題を解いて答え合わせをするだけで満足してしまってはいけません。たとえ、正解した問題でも、答えに悩んだ問題や確信がないまま正解してしまった部分については、正解の理由を明確に知ることが大切です。時間がある時には、長文問題を要約して、解答にある現代語訳と見比べてみるのもおすすめです。その際、とくに助詞や助動詞、敬意の方向については細かくチェックを行うようにしてください。

4.まとめ

今回は、大学受験対策としての古文の勉強方法について詳しくご紹介しました。古文は、基礎の単語や文法をしっかりと押さえておけば、短期間で高得点が狙える科目でもあります。間違えた問題ではだけではなく、疑問が残った問題についてもしっかりと確認しながら着実に力を付けていきましょう。
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