2024年06月25日

自分に合った大学入試のタイプを選ぶ①

 昨今の大学受験における一般受験の難しさは、かつてからすれば想像を絶するものがあります。それは同時に私どものような塾業者にとっても厳しい現実となっています。なぜか?私どものような大学入試で一般受験を目指す生徒さんを対象とする塾としては伏せておきたい事実ではあるのですが、それは大学入試において一般受験ではない推薦型(指定校推薦・学校推薦)や総合型選抜で入学する受験生の割合が50%を超えているということです。かつてのようにほとんどの生徒さんが一般入試で受験した時代に比べれば椅子取りゲームの椅子は半分しかなくなっているのです。これに2018年からは首都圏の私立大学の定員の厳格化(1.3倍➡1.1倍)が加わったのですから、大学受験における一般入試が極めて難化するのは必然です。これが最近の現役でGMARCHに受かることが難しくなっている理由です。

 では、こうした事実を受験生や親御さんが認識しているのでしょうか?実は、ほとんど認識していません。結果として一般入試で第一志望に合格できる生徒さんは極めて一部になっています。まだ、高3になって部活を辞めてからでもGMARCHに受かると思っている生徒さんと親御さんが大半ですし、親御さんの中には「日東駒専なんて」という従来の意識のままの方が大勢います。この認識ではお子さまを願う大学に入れることはほとんど不可能です。

 では、推薦入試や総合型選抜に切り替えればいいのかというと話はそう簡単ではありません。暫くはこの辺について暫くお話ししていこうと思います。