受験情報
2023年11月12日

医学部受験には志望理由が重要!合格するための3つのポイントとは?

勉強をする受験生の手元

ほかの学部と比べてもハードルが高い医学部を受験するには、学力テストだけでなく志望理由も重要です。学力では合格レベルに達していても、志望理由で落とされてしまってはもったいないですよね。今回は、医学部受験で重要度の高い志望理由を考える3つのポイントについて解説していきます。

医学部受験で志望理由が重要な理由

医学部受験で学力だけでなく志望理由が重要な理由には、以下の3つが挙げられます。

  • 学力だけでなく人間性も評価されるから
  • 医師になるには能動的な理由が必要だから
  • 医師になる強い熱意を持った学生を採用したいから

学力だけでなく人間性も評価されるから

学力が高くなければ合格できないというイメージが強い医学部ですが、学力があるだけでは医学部受験で合格できません。医学部を受験するほとんどの人が目指す医師は人と向き合う仕事であり、人間性が高くなければ将来活躍することが難しいです。

そのため、医学部受験では学力だけでなく人間性も評価されます。人間性を確認するために活用されるもののひとつが、受験生の志望理由なのです。

医師になるには能動的な理由が必要だから

医学の情報は常にアップデートされているため、医師になると新しい知識や技術を常に吸収し続けなればいけません。「給料がいいから」「親族に医師が多いから」といった受動的な理由で医師を志望している人は、医師になったとしても能動的な環境で活躍できないでしょう。そのため、医学部の時点から医師になる能動的な理由が求められます。

医師になる強い熱意を持った学生を採用したいから

医学部の目的は、学生を医師などの医療人として育て上げることです。そのため、学生が医学部在学中に挫折し退学し、医師として育たない状況を嫌います。医学部を志望する段階で医師になる強い熱意がないと途中で挫折する可能性が高いため、熱意の確認のために志望理由が重視されます。

医学部受験で志望理由が必要なシーン

小論文を書き始める様子

医学部受験で志望理由が必要になるのは、基本的に以下の3つです。

  • 志望理由書
  • 小論文
  • 面接

志望理由を考えたあとはそれぞれの段階でうまく伝えられるよう、対策をする必要があります。

志望理由書

大学によっては、医学部の出願時に志望理由書が必要な場合があります。実際、令和5年度の入試では京都大学や名古屋大学、横浜市立大学などで志望理由書の提出が必須でした。

志望理由書の量は大学によってさまざまですが、1,000文字以上の長文が求められることもあります。長文の場合は読み手にうまく伝わるように、構成や段落を意識した志望理由書を作成することが重要です。

小論文

大学によっては、小論文で志望理由を書かせるところもあります。志望理由書はゆっくり時間をかけて文章を作成できますが、時間が限られている小論文ではいきなり良い文章を書くのは難しいです。そのため、事前に小論文で書く志望理由をイメージして事前対策をすることが重要です。

面接

多くの大学の医学部では、学力テストに合わせて面接を実施しています。面接では志望理由は必ず聞かれるといっても過言ではない定番の質問内容なので、考えた内容をスムーズに伝えることが大切です。

面接で志望理由を伝える時間は長くないため、端的にわかりやすく伝えることが求められます。自身の経験や将来像などを交えて具体的に伝えると、説得力のある志望理由として熱意が伝わるでしょう。

医学部受験の志望理由を考える3つのポイント

塾で勉強をする高校生

医学部の志望理由を考えるポイントは、以下の3つです。

  • 医師になりたい理由とこの大学を選んだ理由をそれぞれ考える
  • 自分の本音で考える
  • 第三者に確認してもらう

それぞれのポイントを参考に、合格につながる志望理由を考えましょう。

医師になりたい理由とこの大学を選んだ理由をそれぞれ考える

志望理由には、「医師になりたい理由」と「この大学を選んだ理由」の2つが挙げられます。医師になりたい理由だけを伝えた場合、ほかの大学でもいいのではないかと思われてしまうかもしれません。そのため、それぞれの理由をしっかり考え、明確に伝える必要があります。大学を選んだ理由は、大学のアドミッションポリシーや特徴、授業内容などを把握し、どの部分に惹かれたかなどを伝えるといいでしょう。

自分の本音で考える

能動的な理由がない場合、合格を狙ってエピソードを作ったり嘘を伝えたりする受験生も少なくありません。しかし、自分の本音でない志望理由はいずれバレてしまうでしょう。とくに面接で突っ込まれてしまうと、ボロが出てしまい悪印象につながります。どうして医師を目指すのか自己分析をしっかり行い、自分の本音で志望理由を考えましょう。

第三者に確認してもらう

仕上がった志望理由は、必ず第三者に確認してもらってください。完璧だと思った志望理由でも、他の人が確認すると欠点や伝わりづらい部分が見つかるかもしれません。志望理由書や小論文の場合は文章を添削してもらい、面接の場合はロールプレイング形式で練習するのがおすすめです。友人や家族でも問題ないですが、大学受験のプロである先生や講師に確認してもらうのが理想です。

まとめ

医学部受験は、学力テストだけでなく志望理由も重要です。今回紹介した3つのポイントを参考に志望理由を考え、医師になりたい熱意や人間性をアピールしましょう。

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