受験情報
2023年01月28日

大学受験における現代文で高得点を手にするための勉強法とは?

国語の中でも、とくに得意不得意が分かれやすいのが現代文です。?

出題されるテーマや文章との相性によって、毎回点数に大きな幅があり不安を抱えている受験生の人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大学受験を成功させるための現代文の勉強方法や、参考書の選び方についてご紹介します。

1.大学受験における現代文で高得点をとる勉強法

まずは、現代文で高得点を取るための勉強法をご紹介します。

1-1.語彙力を身につける

大学受験対策では、語彙力をしっかりと伸ばすことが得点アップにつながります。とくに、2次試験で記述や論述問題が出されるという場合には、語彙力の有無が点数を大きく左右することになるでしょう。
また、評論問題では、宗教・言語・歴史・科学など多彩なジャンルの文章が出されます。普段は使用しないような単語が多く出されるため、幅広い語彙力を身に付けることが重要になります。実際に演習を行う中で、知らない言葉があれば辞書で調べるなど癖をつけておくようにしましょう。

1-2.読解力をあげる

語彙力をある程度身につけたら、読解力をあげる勉強が必要です。論文のテーマや作者の主張を正しく論理的に読み取れるように演習を重ねていきましょう。読解力を効果的にアップさせるためには、接続詞に注目して読み進めるのがおすすめです。また、これ・あれなどの指示語が何を指しているのかをその都度確認しながら読むことで、より正しい理解を深められるでしょう。

1-3.正しい解答を選び取る練習をする

十分な語彙力を持って正しく読解を行ったとしても、正しい解答を導かなければ得点には結びつきません。たとえば、マークシートなどの選択式問題であれば、それぞれの選択肢を比較しながら、本文とは異なる点をそれぞれ探していくのがポイントです。このように、消去法を使って正しい答えを導きましょう。一方で、記述式の場合には、まずは全体の大まかな構成を考えてから書き始めるのがポイントです。

2.受験向け参考書の選び方

ここでは、大学受験のための勉強を効率よく行うために欠かせない現代文の参考書の選び方をご紹介します。

2-1.複数のテーマが取り上げられている

現代文といえば論説文というイメージがある人も多いのですが、実際にはエッセイや小説などをから出題される大学も少なくありません。また、論説文の中にも、芸術や環境問題、経済など複数のテーマがあります。学部や学科によって出題されやすいテーマが決まっていることもあるので、過去問を解きながら傾向を知ることが大切です。また、参考書を選ぶ際には、どんな種類の文章やテーマにでも対応できるように、できるだけバラエティに富んだ文章を取り扱っているものを選ぶようにしましょう。

2-2.論述問題対策ができる

現代文の中でも苦手意識を持ちやすい人が多いのが、作者の主張をまとめたり、内容を要約したりする論述問題です。また、論述問題への対策は、答えを合わせや採点を自分一人で行うのが難しいという特徴があります。論述対策ができるような参考書を選んだ上で、受験を知り尽くしたプロに添削してもらうのがおすすめです。

2-3.答えの根拠が論理的に記されている

現代文は、なんとなく雰囲気で解いてしまう人が多い科目でもあります。しかし、大学受験で確実に点数を取るためには、その答えを選ぶ根拠や解法を身につける必要があるでしょう。そのため、参考書を選ぶ際には、どういった理由でその答えになっているのかが詳しく説明されているものを選ぶのがおすすめです。
また、その問題だけでなく同じような出題パターンにも対応できるような確立された解法が記されているものであれば、より幅広いタイプの問題に応用できるはずです。

3.大学入試に向けた現代文の学習プラン

大学入試の国語は、現代文だけでなく古文や漢文も含まれるため、計画的にそれぞれの学習を進めていく必要があります。とくに、小学校・中学校で国語が苦手だった人、漢字や語彙力に不安があるという人は、高校1・2年生の時から現代文の基礎づくりにしっかりと取り組んでおくのがおすすめです。
国語力に自信があるという人は、高校3年生になってから受験勉強を始めても遅くはありません。高校3年生の1学期では、まずは基本の習得が必要になります。語彙や文法をおさらいしつつ、長文読解に取り掛かりましょう。時間に余裕のある夏休みには、過去問の演習に取り組むのがよいでしょう。また、推薦入試で小論文が必要な人は、高校2年生の終わりまでには基礎的な現代文の勉強を終えた上で、高校3年生に入るタイミングで小論文の勉強を行うことが大切です。

4.大学受験で失敗しやすい現代文の勉強

古文や漢文とは違って現代文は私たちが日常的に使用している語彙や文法を使った文章です。そのため、語彙や漢字の学習を軽視する高校生も少なくありません。しかし、現代文の成績を確実に上げるためには、これらの基礎学習が欠かせません。単調な作業で退屈に感じるかもしれませんが、コツコツと勉強を進めるようにしてください。

5.まとめ

今回は、大学受験を成功させるための現代文の勉強方法やポイントについてご紹介しました。現代文は、古文や漢文とは違って、短期間で成績を上げるのが難しい傾向にあります。しかし、普段使っている言語だからと侮らずに、語彙や文法など基礎的な知識をしっかり押さえることで、着実に点数アップが期待できるでしょう。
西武新宿線田無駅北口から4分のところにあります「志学塾」では、大手予備校で人気を博した国語講師が、マンツーマンで個別指導を行います。どうしても現代文に自信がない、記述問題を集中的に学びたいという方に向けて、志望校のレベルに合わせた授業を用意いたします。無料体験も行なっておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。