2023年02月24日

高3から塾に通ってもMARCHは無理!!

衝撃的なタイトルに感じられるかも知れませんが、最近痛感するのが親御さん世代の現在の入試の状況に関する認識の甘さです。

ご自分が大学受験をした時(約30年前)と現在では首都圏の私立大学の難易度は全く違います。お父さんやお母さんは3人に1人くらいはMARCHに入れると思っていませんか?とんでもありません。今は7〜8人に1人しかMARCHには入れません。早慶上智は15人に1人と思ってよいでしょう。因みに東大は200人に1人というところです。つまり、MARCHに入るためには同世代の中の上位12〜15%に入っていないと無理ということです。

この原因は主要には2018年から始まった首都圏の私大の定員厳格化にあります。それ以前は大学の定員の1.3倍までの合格が許されたのに2018年からは1.1倍にまで絞られました。定員が10,000人の大学であれば2018年以前は13,000人までの合格者を出してよかったのに2018年からは11,000人しか合格させられないので、それまでは合格していた2,000人が不合格になるということです。とんでもない厳しさで、これによって「ワンチャンMARCH」は完全になくなったのです。

お子さまをMARCHに入れたいのであれば遅くとも高校2年の4月からそれなりの塾に入れないと不可能です。学習に順調さを欠いて焦って高3から塾にいれても焼け石に水でMARCHはおろか日東駒専の合格も無理です。

お子さまをMARCH以上に入れるために一番必要なのは親御様の今の入試の状況に対する情報のアップデートです。