受験情報
2023年10月26日

【大学受験】受験勉強をはじめるのはいつから?学年ごとの勉強の進め方も解説します

桜並木に希望の眼差しで立つ高校生

志望大学への合格を確実にするためにも、なるべく早めに受験勉強をはじめようと考えている高校生も多いと思います。しかし高校生は部活に友人関係にと日々忙しいもの。そんな多忙な日々の中でも、いったいいつから受験勉強に本腰を入れるのがベストなのでしょうか。

今回は大学受験の勉強をはじめる時期について悩んでいる受験生へ向けて、次の内容を解説していきます。

  •  大学受験の勉強をはじめたい理想的な時期
  •  大学受験の勉強を早めにはじめるメリットは多い
  •  大学受験対策として高校1~3年生でやっておきたいこと

大学受験の勉強はいつからはじめるのがベスト?

部活をやっている人、アルバイトに勤しむ人など環境が異なるため、大学受験対策として勉強に本腰を入れる時期も人によってそれぞれでしょう。では実際に高校生が受験勉強をはじめる時期として多いのは、いつからなのでしょうか。

高校3年生の春から受験勉強をはじめる人は多い

ベネッセ教育総合研究所の調査によると、次のようなことがわかっています。

  •  約3割近い高校生が、高校2年生で大学進学を意識しはじめた
  •  約6割近い高校生が、高校3年生になってから大学受験対策として勉強をはじめた

参考:「大学生の学習・生活実態調査報告書」|ベネッセ教育総合研究所

高校入学からしばらくは新生活に慣れる必要もあり、気がついたら高校3年生になっていた、という人も少なくないかもしれません。部活動に励んできた人も、部活動の試合が落ち着いたのを機会に、受験勉強に切り替えるというケースも多いようです。

理想的な開始時期はいつ?

大学受験で必要となる知識をしっかりと身につけるには、高校3年生からでは時間が足りない可能性が高いです。とくに国公立大学の場合には大学共通テストが一次試験となるため、多くの教科数の勉強をこなしていく必要があります。

総合的に考えると、大学受験対策をはじめるのはできれば高校1~2年生、遅くとも高校2年生の夏頃にははじめるのが理想だといえるでしょう。

大学受験の勉強を早めにはじめるメリットとは

勉強をする様子

できるだけ早めに大学受験の準備をはじめたい具体的な理由としては、次の3つが挙げられます。

  •  基礎をしっかり固めることができる
  •  勉強を習慣化させることができる
  •  志望校の選択肢が増える

では、メリットをひとつずつ見ていきましょう。

基礎をしっかり固めることができる

大学受験では、入試の出題範囲は広くなります。また、基礎問題が解けなければ応用問題も解けるようになりません。高校3年生で応用問題や過去問にしっかり取り組めるよう、高校1、2年生時には基礎をがっちり勉強しておくことが大切になってくるのです。基礎ができていれば、さまざまな問題を解くのも楽しみに変化してくるでしょう。

勉強を習慣化させることができる

本来は学校の授業時間のみで勉強時間がしっかり賄えればいいのですが、大学受験ともなると出題範囲が広く、学校外での勉強時間の確保も必須になってきます。勉強の習慣化は「一日一日を積み重ねていくという方法しかない」ともいえますので、高校1、2年生時より一日30分~など、無理なくはじめていくことが大切です。

志望校の選択肢が増える

高校1、2年生の時にすでに志望大学が決まっている、という人は少ないのではないでしょうか。しかし高校3年生で志望大学を絞る際に学力が不足していた場合、志望大学の受験を諦めなければならなくなってしまいます。できるだけ早めに受験勉強をはじめておけば、志望校の選択肢のみならず、将来の就職先への希望の選択肢をも増やすことが可能となります。

大学受験対策として高校1~3年生でやっておきたいこと

授業を受ける高校生

志望大学への合格を手にするためにも、学年ごとにやっておきたい大学受験対策を押さえておきましょう。

高校1年生

主要科目の基礎をしっかりと叩き込んでおく時期です。推薦型選抜を志望する人は、1年生からの成績が大きく影響しますので、定期テストできっちり結果を残すことを目標にしましょう。部活動で忙しい日々の人も、2年生で文系・理系のどちらに進むか意識しながら、勉強を習慣化させていってください。

高校2年生

志望大学をより具体化できると、必要な科目の勉強に集中しやすいです。また、苦手科目に力を入れて克服しておきたいのもこの時期。どの大学でも入試で出題されることの多い英語も、文法や単語などの基礎を身につけておきましょう。

高校3年生

高校3年生では、次のように計画を立てて、時間を無駄にしないように受験勉強を仕上げていきましょう。

  •  4月~夏休みの終わり・・・入試科目の基礎を確認し、解けない問題がないようにしておく。
  •  9月~11月・・・応用問題を繰り返して出題に慣れたら、過去問をこなす。
  •  12月~・・・共通テストや一般入試に向けて、体調管理を行いながら最後の仕上げ勉強を行う。

まとめ

志望大学に無事合格するためにも、高校1、2年生のうちには、大学受験を意識して受験勉強を実際にはじめておきたいものです。早めにはじめることで早いうちに基礎固めができ、勉強を習慣づけることができるため、志望校の選択肢も増えます。ご紹介した学年ごとにやっておきたいポイントもぜひ参考にしてください。

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