受験情報
2023年10月29日

【大学受験】予備校と塾の違いとは?それぞれの特徴を解説します

勉強する手元

大学受験対策で予備校か塾に通う場合、そもそも予備校と塾ではどのような違いがあるのかわからないという受験生は多いかもしれません。

今回はそんな受験生に向けて、予備校と塾の違い6つと、それぞれに向いている受験生のタイプを解説していきます。それぞれの特徴を知った上で、自分に合ったほうを選びましょう。

予備校と塾の違いは主に6つ

予備校と塾は、大学受験という同じ目標を掲げて受験生の勉強を助けてくれる存在です。しかし、主に次の6つの違いが挙げられます。

【予備校と塾の違い6つ】

 

予備校

①指導形式

講義形式

対話形式、講義形式など

②先生との距離感

遠い

近い

③時間割

固定、振替授業なし

個別塾では自分に合わせられて、振替も可

④進路指導のし方

ほとんどなし

手厚い

⑤授業料

入学時に一括払いor分割払い

月額制が多い

⑥全国模試

年間カリキュラムに組み込まれている

外部受験

ではひとつずつ見ていきましょう。

違い①指導形式

予備校では大勢の生徒に対して講義形式で授業が進められていきます。授業中に質問することも可能ですが、決められたカリキュラムの通りに進みますので、生徒はしっかりと付いていく必要があります。

対する塾では、講義形式や対話型などさまざまな形式で授業がおこなわれます。とくに個別塾では生徒それぞれの理解度を確認しながら授業を進めていきますので、成績の向上具合が目に見えやすいです。

違い②先生との距離感

授業をする講師

予備校では講師1名が大勢の生徒に向けて講義形式で授業をおこなうため、先生と生徒の距離はどうしても遠くなりがちです。その点、塾では先生と生徒が対話をしながら授業を進めていきますので、距離は近いといえます。個別指導型や集団指導型に限らず、塾では先生に質問しやすい環境が整えられています。

違い③時間割

予備校では大勢の生徒を対象に授業を進めていくため、年間カリキュラムで時間割が固定されていることがほとんどです。そのため、生徒1名のために振替授業がおこなわれるというシステムにはなっていません。

塾の場合、時間割は生徒の都合に合わせて選択することが可能です。振替授業に関しては、集団指導型では予備校と同じく難しいですが、個別指導型では可能なことが多いでしょう。

違い④進路指導のし方

予備校では、個別相談や進路指導はほとんどないといえます。そのため予備校は、生徒が志望大学へ合格するテクニックを学びに行く場所だと考えてください。先生と生徒の距離感が近い塾では、手厚い進路指導を受けることができます。

違い⑤授業料の支払い方法

予備校と塾ともに、授業料は選択する科目数によって変わりますが、支払い方法に違いがあります。予備校では入学時に年間の授業料を一括または分割で払い込むのが一般的です。塾では月額制で支払うことが多いため、途中で退塾した場合には、支払いもそこまでになります。

違い⑥全国模試

全国模試の受験については、そもそも大手予備校が主催していることが多いですので、年間カリキュラムに自動的に組み込まれていることがほとんどです。塾の場合には、これらの全国模試は外部受験として利用する形となります。

予備校と塾、自分に向いているほうを選ぼう

笑顔で勉強する高校生

予備校と塾ではそれぞれが持つ特徴が異なりますので、志望校に合格するためには、どちらが自分に合うのがしっかりと見極める必要があります。こちらでは、それぞれに向いている受験生について解説します。

予備校に向いている受験生

予備校は、さまざまな大学の試験情報や対策などが豊富にあるのが特徴です。ただし、大勢の生徒を対象に決められたカリキュラム通りに授業が進んでいくため、受験生が自分で予習や復習をして授業に付いていく必要があります。また、講師との対話が叶わないことも多いですので、受験に不安を抱えている受験生には不向きかもしれません。

予備校は、志望大学や将来の目標を持っていて、勉強に関しても自主的におこなっていける人に向いているといえます。

塾に向いている受験生

塾は、大学受験の対策だけでなく、学校推薦型を利用したい人が高校の中間テストや期末テストなどの点数を上げたい場合や、苦手教科を減らしたいという人も通うところです。生徒数が少ないため、自分の勉強の弱点を克服するまで先生も指導してくれますし、志望大学についての相談にも乗ってくれます。

塾は、苦手な教科や入試科目に重点を置いて勉強したい人や、大学受験自体に不安を抱いていて誰かに相談しながら進めていきたい人に向いているといえるでしょう。

まとめ

予備校と塾ではご紹介したような6つの違いがあります。志望校に合格するためには、双方の特徴を把握して自分に合った勉強先を選ぶことが重要なポイントとなります。勉強を自主的に進めていける人は予備校が、苦手教科や入試科目に重点を置いて勉強を進めたい人には塾が向いているといえるでしょう。

一流大学の合格実績を多数持つ志学塾は、大手予備校で実績のある講師が開いた個別指導型塾です。共通テスト対策や過去問の解説、有名私立大学受験など幅広い大学受験の指導をおこなっています。